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まちのニュース

12月15日更新

惣利平成龍


 市制30周年記念事業「市民の集い」のオープニングを飾った惣利平成龍の「龍踊り(じゃおどり)」。これは、惣利地区の有志でつくる「げんき会」が、まちのシンボルを作ろうと、地区の子どもたちと力を合わせて作り上げたものです。

 惣利地区では、毎年夏祭りにタカや怪獣をあしらった子どもみこしを製作。今年は龍をテーマにしようと話し合っていたところ、白水池には龍が住んでいたという伝説を祭りの実行委員長が知り、龍踊りを思い立ちました。

 この日は、「長崎くんち」にならい、重さ50キログラム以上もある龍を10人で操り、まるで生きているかのような迫力ある踊りを披露しました。

 

●平成龍の生みの親 稲永 勝英(いねなが かつひで)さん

 この平成龍の製作責任者が、惣利地区子供会育成会相談役を務める稲永 勝英さんです。稲永さんは30年ほど前から、惣利地区に住み、これまで、地区で少林武術の指導などを行ってきました。

 この平成龍のきっかけになったのが、昭和54年の夏祭りです。少林拳の教え子たちと祭りに参加し、みこしをかつぐことになりました。そのみこしに乗せようと段ボールや廃材でタカを作ったのが始まりでした。

 その後、役に立てればと育成会の指導を引き受け、子どもたちに地区に対する愛着を持ってもらおうと、再び、祭りでみこしをかつぐことにしました。

 もちろんデザインや設計は、すべて稲永さん。本格的な指導を受けたことはないそうですが、普段から油絵や写真、盆栽に親しむなど芸術的な才能に恵まれているに違いありません。

 1年目はタカ、2年目はゴジラ、そして今年が龍と年々大掛かりになっています。そして、龍はみこしではなく、長さ18メートルの胴体を備え、龍踊りへと姿を変えました。

 「私は子どもたちのために手伝っているだけです。子どもの顔を見ると、止めたくても止められませんよ」と稲永さん。来年は、白龍を作って、夫婦龍にしようとの構想が持ち上がっています。

 地区の子どもたちのために始めたみこしづくりが、大人までも巻き込み、地区全体の財産となったようです。地区を挙げてユニークな事業に取り組む惣利地区。その陰には、稲永さんという無私の存在があるようです。

惣利平成龍による「龍踊り」の写真
“市民の集い”での惣利平成龍

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