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10月1日更新 「書」は人生の宝、そして出会いの賜物磯野 美佐子(いその みさこ)さん(大和町)第63回福岡県美術展覧会(県展)の書・調和体で、磯野さんの書「玉かつま島熊山の夕暁に」が「県教育委員会賞」を受賞しました。 県民の創造意欲の向上と、豊かな生き方の支援を目的に毎年行われている県展。磯野さんは、これまで5回入選し、今回が初の入賞となりました。「入賞の知らせを聞いて本当にびっくりしました。自信がなかったので」と磯野さん。画仙紙と墨のコントラスト、そして文字のバランスが評価されての受賞です。 磯野さんに、書に触れる機会を与えてくれたのは叔母さん。「感謝の心を忘れず、誰にでも親切な叔母でした。そんな叔母が筆でさらさらと手紙を書いている姿が、とても素敵で」そんな姿に憧れた磯野さんは、幼いころから筆に親しみ、年賀状や手紙は必ず筆で書いていたそうです。 とはいえ、学生時代はスポーツにいそしんでいた磯野さん。本格的に書道を始めたのは、3人の子どもを出産後。恩師からの勧めがきっかけだったそうです。現在は週に一度、書道教室に通っています。 磯野さんが書に向かう際に大切にしているのは、やはり「基礎」。そして、1枚でも多く、1字でも多く書くことだそうです。「たくさん書いて、腕に貯金すると、いつでも自分の力を発揮できると思うんです」と語ります。 磯野さんは「書は『一期一会』。一度書いたら消せない。だからこそ、集中して力を込めるんです。心を無にして書に向かう。たとえ悩んでいるときも、不思議と気持ちがすっと落ち着くんです」と、書の魅力を話します。 「これまでたくさんの良い出会いをさせてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。そんな出会いが導いてくれた『書』は、私の人生の宝。かけがえのない『書』。一生続けていきたいです」磯野さんの笑顔は、きらきらと輝いていました。
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