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3月1日更新 大好きなことに打ち込む
それが笑顔の秘訣 丸いお顔にきれいな着物。ひもをほどくと中には思い思いのメッセージ。そんな「つづり雛(びな)」を作っているのが、松本さんです。 「つづり雛」とは、球型のブナの木材に顔を描き、体の部分が美しい巻物になっている、松本さんオリジナルのひな人形です。赤ちゃんの手形やメッセージ、手紙などを自由に書き込めます。8年程前に、古い着物や帯の生地を使って何かできないかと考えた末に思い付いたそうです。 「最初の作品は孫にプレゼントしました。今と比べるとヘタなんですけどね。つづりに絵を書いたりして、今でも大切にしてくれています」うれしそうに語る松本さん。 制作活動は、もっぱら家事の合間。「顔と体の芯をつなげるための穴開けは夫に頼んでいます。それに、後のびょうぶも」。とてもかわいらしいこの「つづり雛」の制作は、夫婦の協力があってこそのようです。 どの作品も世界で一つだけのこの「つづり雛」。一つ一つ手作りするだけあって、1体作るのにかなりの時間がかかるといいます。しかし、大好きな手芸と同様、まったく苦にならないそうです。「飾ってくれる人の喜ぶ顔を思い浮かべると、うれしくなります」。今までに作った数は50以上。人形の表情も、だんだんと気品のある顔になってきました。最近は、出産や還暦のお祝いに、着なくなった思い出の着物や帯で作って友達にプレゼントしたり、時には外国人にプレゼントしたりすることもあるそうです。 「豪華なひな段が持てなくても、こういうちょっとしたおひな様を飾れば、幸せな気分になれるでしょ」 笑顔がとてもすてきな松本さん。その秘訣は、大好きなことに打ち込むこと。そう語る松本さんは、いきいきと輝いていました。
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