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■奴国の丘歴史公園
奴国の中心地とされる岡本周辺には、弥生時代の遺跡が密集しており、国指定史跡である須玖岡本遺跡もその中のひとつです。この須玖岡本遺跡を含む周辺一帯は、現在、「奴国の丘歴史公園」として整備されています。
[場所] 福岡県春日市岡本3−57(奴国の丘歴史資料館横)
[問い合わせ先] 春日市奴国の丘歴史資料館 電話 092−501−1144 ファックス 092−573−1077 メールアドレス nakoku@city.kasuga.fukuoka.jp
●国指定史跡岡本遺跡
1979年・80年(昭和54年・55年)の発掘調査で、弥生時代中期の甕棺墓(かめかんぼ)116基、土壙墓(どこうぼ)・木棺墓9基と、これに伴う祭祀遺構が検出されました。その他にも多数の墓壙が検出されていることから、一部破壊を受けたところを含めると、埋葬遺構は300基以上におよんでいた と推定されています。 また、西側の一段低くなった平坦面は住居跡が発見され、同時期に営まれた墓地と集落の存在が明らかになりました。 小銅鐸鋳型(しょうどうたくいがた)や木棺墓から出土した鉄剣なども注目されています。 1986年(昭和61年)に国指定史跡となりました。
墓地の北端部に位置する甕棺墓群の一部と祭祀遺構が見学できます。甕棺墓はすべて弥生時代中期中頃(紀元前1世紀)のもので、成人棺と小児棺の埋めかたがわかります。祭祀遺構は墓地と関連した遺構で、中から祭祀に使用した土器が出土しています。
墓地の西端部に位置する甕棺墓、土壙墓、木棺墓、竪穴遺構が見学できます。成人用甕棺墓は弥生時代中期後半(紀元前後)のもので、木蓋をしていたと考えられます。鉄剣がが出土した木棺墓や土壙墓より早く造られています。竪穴遺構はほかの住居跡とは異なり埋葬と関係する建物のようです。
1899年(明治32年)に発見された甕棺墓(王墓)の上石です。長さは3.3メートル、幅は1.8メートル、重さは4トンあります。平成10年、現在地に移設しました。