|
<< トップページへ << 文化財ニュース/発掘調査情報 << 大荒遺跡2次調査

■大荒(おおあれ)遺跡2次調査
|
|
|
|
大荒遺跡(2次調査)全景
|
粘土採掘坑から出土した土器
|
[所在地]
春日市大和町5−12
[調査面積]
500平方メートル
[調査期間]
平成19年10月2日〜11月14日
[調査概要]
大荒遺跡は春日丘陵東側の低地、陸上自衛隊駐屯地内に位置しています。今回の調査では、調査区のほぼ全面に渡って、土器を作るための粘土を採掘した穴の跡(粘土採掘坑跡)が見つかりました。粘土採掘坑は白色粘土の獲得を目的として、大体50センチメートルの深さで掘られています。所々に深い穴も見られるので、良質な粘土を狙って掘っていたことがわかります。粘土採掘の時期は、出土した物が少ないため正確に限定はできませんが、8世紀代の土器が多く見つかっていますので、奈良時代頃のものと考えられます。なお今回の調査地の北(下大荒遺跡)でも同じような粘土採掘坑跡が見つかっていますので、当時は広範囲に粘土を採掘していた様子がわかります。また、ここで採掘された粘土は牛頸山麓に広がる牛頸窯跡群(土器を焼くためののぼり窯)で土器(須恵器)作りが活発になる時期とほぼ重なるため、これらの窯で焼かれる土器の材料になった可能性が考えられています。

<< トップページへ << 文化財ニュース/発掘調査情報 << 大荒遺跡2次調査 |