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百堂遺跡から見つかった土人形

最終更新日 平成27年3月26日

これは百堂(ひゃくどう)遺跡(白水ヶ丘3丁目)から見つかった犬の土人形で、高さ11.2センチメートル、横幅12.1センチメートルの手のひらに乗る大きさです。産地は不明ですが、京都の伏見(ふしみ)人形を原型とし、今から200年前の江戸時代後期に作られました。彩色はほとんど失われていますが、下地の胡粉(ごふん)(貝殻の粉ににかわを混ぜたもの)の白色が残っています。

型に粘土を押し付け、抜き出したものを合わせて作られた人形で、中は空洞になっています。型から粘土が離れやすいようにと用いられたキララ(雲母)の粉末が付着しています。

犬の種類は諸大名や一部の富裕層で飼われていた高級愛玩犬の狆(ちん)です。狆は高価な絹地の着物に付着しにくいように毛は細く、座敷で飼いやすいようにと体臭も少なく改良された日本独自の犬種で、犬と猫の中間の生物という意味の「狆」という字も作られました。この土人形も白地に黒模様の狆が鈴付きの前掛けを着けた愛らしい姿が表現されています。

高級愛玩犬の狆の土人形
高級愛玩犬の狆の土人形

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