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馬守護神の石塔

最終更新日 平成27年3月26日

1976年から77年にかけて発掘調査が行われた大谷遺跡は、春日市を代表する弥生時代の重要遺跡の一つです。今では大谷小学校やふれあい文化センターなどが建ち並ぶ大谷地区ですが、40〜50年ほど前までは、緑豊かで静かな丘陵地でした。

山林での発掘調査は、まず調査を行う場所の樹木を伐採しますが、大谷遺跡の森を伐採するとぽつりと建てられた1基の石塔が発見されました。石塔は花崗岩(かこうがん)製で、前面に大きく「馬守護神(うましゅごしん)」側面に「天保(てんぽう)三年」「辰(たつ)十一月十四日」と刻まれていたことから、江戸時代後期(1832年)に建てられたことが分かりました。馬守護神塔は文字通り、牛馬の供養のために建てられるもので、死馬の捨て場、峠や山道など交通の難所に建立されることが多かったようです。

これと同様に、家畜の供養のためにつくられた馬頭観音(ばとうかんのん)は比較的多く見られますが、馬守護神は県内でも数の少ない珍しいものです。

発掘当時の馬守護神塔
大谷遺跡発掘当時の馬守護神塔

伯玄社のお堂の側に移設後の馬守護神塔
調査後は伯玄社(伯玄町2丁目・市商工会横)のお堂の側に移設

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