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11月は児童虐待防止推進月間

最終更新日 平成30年10月31日

児童虐待は、統計を取り始めた平成2年から一貫して増え続けています。

虐待は、特別な家庭で起こっていることではありません。

どこでも、誰にでも、起こりうることです。地域の人の見守り、声掛け、気付きが、子どもを守る命綱となることがあります。

児童虐待は、社会全体で解決すべき問題です。

児童虐待ってどんなこと

児童虐待とは、親や、親に代わる保護者によって、子どもの心と体に加えられる有害な行為であり、重大な人権侵害です。

親などがいくら子どものためと思っても、子どもをかわいいと思っていても、子どもにとって有害な行為であれば、虐待になります。

具体的には、次のような行為になります。

身体的虐待

殴る、蹴る、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、戸外に閉め出すなど

性的虐待

子どもにわいせつな行為をする・させる、性器や性交を見せる、ポルノ写真の被写体に強要するなど

ネグレクト(養育放棄)

適切に食事を与えない、風呂に入れない、乳幼児を残したまま度々外出する、重い病気になっても病院に連れて行かないなど

心理的虐待

言葉で脅す、無視する、他のきょうだいと著しい差別をする、子どもの目の前で家族に対して暴言を吐く、または暴力をふるう(DV)など

春日市の現状(平成29年度)

[虐待の相談対応件数]

265件(前年度から20件増加)

[虐待者の内訳]

虐待者の内訳
虐待者の内訳の円グラフ

虐待者の内訳
虐待者 人数(割合)
実母 177人(67%)
実父 77人(29%)
その他 11人(4%)

※ 表中の単位「%」は「パーセント(割合)」を表す。

[虐待の種類別件数]

虐待の種類別件数
虐待の種類別件数の円グラフ

虐待の種類別件数
虐待の種類 件数(割合)
心理的虐待 99件(37%)
身体的虐待 84件(32%)
ネグレクト 82件(31%)

※ 表中の単位「%」は「パーセント(割合)」を表す。

体罰や暴言は、子どもに深刻な影響を及ぼします

子育てをしていると、イライラすることもあります。

しかし、体罰や暴言は、恐怖により子どもをコントロールしているだけです。

初めはきちんと育てようという「愛のむち」であったとしても、いつの間にか「虐待」へとエスカレートしてしまうこともあります。

また、近年の研究により、体罰や暴言が、子どもの脳の発達に深刻な影響を及ぼすことがわかっています。

次のポイントを踏まえて、子どもと向き合いましょう。

[子どもと向き合うポイント]
  • 子育てに体罰や暴言を使わない
  • 子どもが親に恐怖を持つと、SOSを伝えられなくなることを認識する
  • 爆発寸前のイライラをクールダウンする(深呼吸する、数を数えるなど、自分なりの方法を見つけておく)
  • 親自身がSOSを出す
  • 子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援する(子どもの「イヤだ」という態度だけにとらわれず、本当はどうしたいのかを引き出してあげる)

相談してみませんか

誰かと話すことで、安心したり、気分転換できたりします。

また、困ったときは、いつでも気軽に相談してください。

子育て仲間と話をしたいとき

  • 児童センター(須玖・光町・毛勝・白水)
  • 保育所・幼稚園(おさそい行事)
  • 地域の子育てサロン

相談したいとき

  • 子ども・子育て相談センター

    電話:092-584-1015(相談専用)

    ファックス:092-501-0051

  • 主任児童委員、民生委員・児童委員

子ども虐待防止 オレンジリボン運動

オレンジリボンには子ども虐待を防止するというメッセージが込められています。

オレンジリボン運動は、「子ども虐待のない社会の実現」を目指す市民運動であり、オレンジリボンはそのシンボルです(オレンジリボンは、春日市内公共施設などに設置)。

オレンジリボン
オレンジリボンの画像

インタビュー

児童相談所に寄せられる相談や現状について、福岡県児童相談所相談第二課長の高野 一宏(たかの かずひろ)さんに聞きました。

[問い]

虐待の相談や対応の中で、親(養育者)について思うことは?

[答え(高野)]

児童虐待に直面したとき、子どものあまりにひどい傷やあざの状態に絶句し、「許せない」という怒りが湧いてくることもしばしばあります。

しかし、よく話を聞いていると、親自身の育ちの問題が背景にある場合がかなり多いことに気付きます。

親自身が自分の親からひどく叩かれて育ったり、長くネグレクト状態で育ったりしていたなどという話がよく出てきます。

正しい子育てのモデルを持てないまま親になり、自分が受けた誤った方法の子育てしかできなくなっているのです。

このような例を「虐待の世代間連鎖」と言いますが、児童相談所が介入することでこの連鎖を断ち切ることができらと思っています。

[問い]

虐待を受けている子どもに接して思うことは?

[答え(高野)]

子ども自身が、家庭内で暴力を受けていることに疑問を持っていないケースがあります。

「うちではそれが当たり前」、「自分が悪いから仕方がない」という思考に陥っていることがあるのです。

おそらく、家庭内で親からそのように言われ続けているのでしょう。

このような子どもに「家庭内で安全が保たれないから、一時保護する」と話しても、なかなか理解できないことがあります。

子ども自身が「自分の置かれている状況は普通ではないのではないか」という疑問を持つようになると、その後の展開が速くなることが多いように思います。

虐待に気が付いた近くの大人が、子どもの置かれている環境が「普通ではない」ことを子ども自身に早く伝えてあげてほしいと思います。

[問い]

地域の人に協力してほしいこと、理解してほしいことは?

[答え(高野)]

虐待をしてしまう親は、親族や地域から孤立してしまい、その中で懸命に子育てに取り組みながらも、うまくいかない態に陥っていることも多いように思います。

周りの人が、親に対して少し手を差し伸べるだけで、全く結果が違ってくることもあります。

地域の人が、子どものいる世帯に関心を持って、できる範囲で声掛けをしてもらえるとありがたいです。

そして、そのような中でも、これは虐待かもしれないと思ったときは、市役所や児童相談所へ連絡してください。

「虐待かも?」と感じたら迷わず相談・連絡を

虐待が疑われる子どもを発見した人は、速やかに知らせるよう、法律で定められています。

学校・幼稚園・保育所なども虐待が疑われる子どもについて、保護者に状況を尋ねたり、通告したりすることが法律で定められています。

連絡は匿名でも可能です。連絡者や連絡内容に関する秘密は守られます。

[相談・連絡先]
  • 子育て支援課
  • 児童相談所全国共通ダイヤル

    電話:189(いちはやく)

問い合わせ先

春日市役所 子育て支援課 子育て支援担当

〒816-0851 福岡県春日市昇町1-120 春日市いきいきプラザ内

電話:092-584-1015

ファックス:092-501-0051

メールアドレス:kosodate@city.kasuga.fukuoka.jp