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権利を法律的に守る制度です 成年後見制度

最終更新日 平成30年7月31日

認知症、知的障がい、精神障がいなどの理由で判断能力が不十分な人は、不動産や預貯金の財産管理や、生活に必要な手続きなどを自分で行うことが困難な場合があります。

また、そうした状況につけこまれ、詐欺や悪徳商法などの被害に遭う恐れもあります。

成年後見制度(せいねんこうけんせいど)は、このような人の権利を守り、法律的に支援する制度です。

また、今は元気な人も、いざというときのために、事前に準備しておくこともできます。

今のうちから、家族や周りの人と一緒に考えてみませんか。

どんな時に必要?

  • 認知症の親が施設に入所することになり、入居一時金を支払うため、親名義の定期預金などを解約する必要がある
  • 一人暮らしをしている親が軽度の認知症で、訪問販売などの口車に乗せられ、悪徳商法などの被害に遭わないか心配
  • 子どもが知的障がいを持っており、親である自分が亡くなった後のことが心配
  • 今は問題ないけれど、将来自分が認知症などになった場合の財産管理が心配

※ こんな時、成年後見制度の利用手続きを行い、後見人(こうけんにん)などが選任されると、本人に代わって、財産管理や契約の締結などの手続きが可能になります。

成年後見制度の仕組み

成年後見制度には、判断能力が不十分になってから手続きをする「法定後見制度(ほうていこうけんせいど)」と、将来判断能力が不十分になったときに備えて、事前に手続きをする「任意後見制度(にんいこうけんせいど)」の2種類があります。

法定後見制度

すでに判断能力が不十分な人を対象にしたものです。

家庭裁判所に審判の申し立てをすると、本人の判断能力に応じた支援の内容が決定され、併せて、支援者となる人を家庭裁判所が選びます。

申し立てができるのは、本人、配偶者、4親等以内の親族、市区町村長(本人に身寄りがない場合など)です。

法定後見制度の詳細
区分 対象 状況 支援者となる人
後見(こうけん) 判断能力が全くない人
  • 重度の認知症などで意思疎通ができない。
  • 日常の買い物も一人ではできない。
成年後見人
保佐(ほさ) 判断能力が著しく不十分な人
  • もの忘れが目立ち、本人にその自覚がない。
  • 日常の買い物などはできるが、重要な契約などはできない
保佐人(ほさにん)
補助(ほじょ) 判断能力が不十分な人
  • もの忘れが若干あるが、本人も自覚している
  • 日常の買い物などは1人でできるが、契約書類などの理解は困難
補助人(ほじょにん)

任意後見制度

現在は問題ないが、将来、判断能力がなくなった場合に備えておきたい人が対象です。

本人が自ら選んだ人(任意後見受任者(にんいこうけんじゅにんしゃ))と任意後見契約(にんいこうけんけいやく)を締結します。

どのような生活をしたいかなど、自分の将来を自分で決めることが可能です。

手続きは、公証役場などで公証人の立ち会いのもと行います。

実際に判断能力が低下してから、家庭裁判所で任意後見監督人(にんいこうけんかんとくにん)が選任されると、任意後見人の仕事が始まります。

成年後見人などの役割は?

本人の心身の状態、生活の状況など、本人の身のまわりの事柄にも配慮しつつ、主に次の役割を果たします。

※ 後見の種類(後見、保佐、補助)によって、与えられる権限は異なります。

※ 任意後見人には、行為を取り消す権限は与えられていません。

※ 食事の世話や介護などを直接行うことは、成年後見人などの役割ではありません。

財産管理

  • 印鑑や預貯金の管理
  • 公共料金の支払いや、日常生活費や医療費などの支出
  • 不動産などの管理・処分
  • 遺産分割

身上監護(しんじょうかんご)

  • 入院や治療に関する契約の締結
  • 住居の確保や、施設などへの入退所に関する契約の締結
  • 介護サービスなどの契約や、社会保障給付の利用
  • 成年後見人などの同意を得ずに行った契約の取り消し

どうやって利用するの?

法定後見制度の場合

申し立ての準備(書類の準備)
  • 申立書
  • 医師の診断書(実費)
  • 申立手数料(800円~2,400円)
  • 登記手数料(2,600円)
  • 郵便切手(3,860円または4,490円)
  • 本人の戸籍謄本
  • その他必要書類
家庭裁判所での手続き
  • 後見などの開始の申し立て:本人が住んでいる地域を所管する家庭裁判所(春日市在住であれば福岡家庭裁判所)に申し立てを行う
  • 調査・審問(しんもん):裁判所の職員などが、本人や申立人、医師や家族に事情を尋ねたり問い合わせたりするなど、状況の確認を行う
  • 審判(しんぱん):本人の生活や財産の状況、本人との関係などさまざまな状況を考慮した上で、本人にとってもっとも適切であると判断した人を成年後見人などに選任する
後見などの開始

申し立から審判が確定するまでの期間は、多くの場合、4カ月以内です。

関連サービスの紹介 福祉あんしんサービス事業

高齢者や障がい者などの人権を守り、住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、本人の意思能力や生活状況に応じて、生活支援や金銭管理の援助などを行います。

[対象]

春日市に居住し、日常生活に必要なことを自分の判断できちんと行うことが難しいが、サービス利用の契約や支援内容について理解できる人

[内容]
  • 相談調整:福祉サービスや日常生活に関する相談に応じる
  • 生活支援:定期的に訪問し、声掛けや見守り、福祉サービス利用の援助を行う
  • 金銭管理:生活に必要な預貯金の出し入れや、公共料金の支払いの援助を行う
  • 保管:通帳、印鑑、権利証書、年金手帳などを金融機関の貸金庫に保管する
[利用料]

月額1,000円

※ 保管サービス(貸し金庫)の利用は、別途年額6,000円が必要です。

[申込・問い合わせ先]

春日市社会福祉協議会 福祉あんしんセンター

電話:092-581-7225

ファックス:092-581-7258

成年後見制度に関する相談機関・問い合わせ先

  • 福岡家庭裁判所「後見センター」

    電話:092-510-0414

  • 春日市役所 高齢課 高齢者支援担当

    電話:092-584-1111(代表)

    ファックス:092-584-3090

  • 春日市役所 福祉支援課 障がい担当

    電話:092-584-1111(代表)

    ファックス:092-584-1154

  • 春日市北地域包括支援センター

    電話:092-589-6227

    ファックス:092-589-6228

  • 春日市南地域包括支援センター

    電話:092-595-8188

    ファックス:092-595-6069